コミックオペレット『饑餓陣営』が終幕後、早いもので一週間が過ぎました。ご来場頂きました多くのお客様、関係者の皆様、改めまして熱く御礼申し上げます。本当にありがとうございました。

今回は思うところあって、挟み込みによるアンケートを実施しませんでした。次回公演も決まっていない不定期プロデュースなのにお客様の個人情報を安易に回収するアンケートに疑問があったからでもありますが、短い時間で慌てて書いていただくより、見終わったお客様と出演者がじっくり語っていただく時間をたっぷり取りたいとの思いもありました。

後日インターネット上で丁寧に感想を書いてくださるお客様も沢山いらして、演劇は、観終わったあともしっかりと人の心に残るものだと嬉しく思いました。

さて、舞台監督の海老原さんから、記録用に回しておいた5月28日のマチネ公演の映像データが届きました。公式の記録映像は出演者の一人、板橋恭史氏が編集してくれた千穐樂版ですが、こちらは「保険」に「試し撮り」したもの。「隠し撮り」ではありません(笑)
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装置はなく、小道具や衣装も最低限。あるのは俳優の声と身体と、優れた音楽家の演奏。このシンプルかつ演劇的な行為の原点が詰まった戯れの会版『饑餓陣営』を機会があれば、また改めて上演したい。全公演満席のお客様に後押しされて、ソフトとしての有用性を強く意識し、これからプレゼンにかけていきます。

一期一会のお客様との出会いはひとりひとりの「記憶に残る」財産です。その喜びを「記録」し、新たな可能性の場を準備するのも、大切な「後片付け」の一つです。

公式の舞台写真も編集していただいています。まとまりましたらまたご報告いたします!