稽古は快調!ところが・・・

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粗通し、その後の台詞稽古を経て、順風満帆と思われた稽古ですが、

そこはすんなりといかないのが芝居の稽古場。

ここにきてアラが目立ってきたのは、そう、歌です。

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戯曲の3分の2近くを占める音楽のうち、冒頭の合唱や途中の賛美歌など、物語の要を握っています。歌によって場面を盛り上げるのではなく、この芝居の中で、歌は物語を進行しています。

従って、メロディを歌うのではなく、ことばをメロディに乗せて喋る、という感覚が重要です。場面を形成しているのですから、個々にはセリフは少なくとも、兵卒たちの役割は非常に大きいのです。

ところがここに来て、言葉により過ぎると、音楽の落とし穴が見えてきました。伴奏という下支えがあることによって、個別に言葉を発するよりも、「油断」が生じるのです。これは非常に危険。ことばとして響かないばかりか、その「油断」が音程の狂いとなって露呈しました。

急遽集中的に歌稽古を実施。細かいピッチの修正やリズムの捉え方の統一など、「歌唱指導」のし直しです。

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生まれた隙を見逃さないこと。ドタバタ喜劇の稽古場は、笑いが絶えませんが、演出家や音楽家は、俳優の歌声に潜む可能性と危険性を常に察知しサポートを続けねばなりません。

俳優の歌声が届けるのは音楽であり、ドラマです。どちらが欠けても舞台は前に進まないのです。