2月に入り、本番まで1ヶ月を切りました。

外は顔が切られるような寒さですが、稽古場は暑く、上着を着ていられないほどです。


熱気に溢れた稽古をしているというのもそうですが、もっと単純に、振付の稽古、つまりダンスをやったのですね。


DRPの公演をご覧になったことのある方はご存知だと思いますが、私たちは華麗な舞を披露して観客の目を楽しませてきた集団ではありません。

あくまで戯曲をどう演じるかの手段として踊りが取り入れられるわけですが、踊りの上手い下手は別にして、その稽古を通じて何かと考えさせられるものがありました。


今回の音楽劇『ペール・ギュント』にはDRP初参加の俳優が多く、ほぼ半々の割合で入り交じっています。女優陣はほとんどがそうですね。
他劇団で舞台を踏んできた人もいれば、オペラ畑で揉まれてきた人もいます。


DRPは戯曲を中心に据えた舞台作りを続けて3年ほど活動を続けてきましたが、その中で、自分たち自身も気付いていなかった共通言語というものに、彼女たちは気付かせてくれるのです。これは私にとって意外な収穫でした。


演劇で「共通言語」と言う場合、それは使う言葉だけを指すわけではありません。稽古の進め方、戯曲の読み方、演技の方向性といったものまで含めての「共通言語」です。

何を良しとし、何を悪しとし、どこにこだわっていくのか。

おかしな話ですが、新しい俳優が混じることで、「ああ、俺たちはこうやって劇を作ってたのか」と再認識する場面が、今回は非常に多い。
これは逆にこちらが感謝せねばならないことでしょう。


ところが、ことダンスに関しては全員が初心者同然。ゼロからのスタートになります。


これまでお互いの違いに目がいっていましたが、ダンスの稽古を通じて新しい共通言語を探るという次なるステップへと指を引っ掛けたような気がします。


どんな踊りになりますやら、乞うご期待。
同じ箇所の筋肉痛を抱えながら、ダンスの稽古にも励んでおります。


まあ、年齢によって筋肉痛のくるタイミングは若干違いますが…