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10月に突入です。

都民の日返上で今日も本読み稽古ですが、そろそろ立ち稽古を見据えたやり方に移行しました。


その名も立ち本読み


その名の通り「立って」読むのですが、舞台上での行動を混ぜていくというよりは、どのシーンに誰が同時に舞台上にいるのかを確認しつつ、全体の流れを頭に入れていくことが主眼です。

それでも、椅子に座って机の上に台本を置いて読んでいるときとは違う声が早くも出てくるのが興味深いところ。立ち上がったことで、台詞の対象がより明確になるからでしょう。
戯曲は台詞の連鎖、行動の連鎖です。
一行目の台詞から最終行まで、紆余曲折しながらも台詞という鎖をつないでいけるか、それが戯曲を上演する演劇の生命線です。



動く前に、舞台に「居る」ということ。

簡単なようで究極の奥儀。これができないとどこへも行けません。